大正~昭和初期に建てられた旧村川別荘(市指定文化財)に、「ひなのまつり」が帰ってきます。
古くからの風習である〝つるしびな〟、定番のひな壇飾りを展示します。新型コロナウイルス感染症対策のため、2年にわたり旧村川別荘での開催を見送ってきましたが、本年は対策を行いながらの開催となります。
昔の面影、雰囲気、佇まいが残る旧村川別荘で、心がほっとするようなひなまつりを見てみませんか。可愛らしいおひなさまがお待ちしています。
「つるしびな」とは…
発祥は江戸時代と言われています。当時、一般の家庭において、ひな人形はとても高価なものでした。
そこで、生まれてきた子どもたちの幸せを願う気持ちを少しでも形にしたいと、母、祖母、叔母、近所の人たちが、少しずつ小さな人形をつくり、それらを持ち寄ってつるしました。
人々の思いが詰まったひな人形は、時代を越えて現代にも受け継がれています。
旧村川別荘
今からおよそ100年前、我孫子にはまだ電気も通るか通らないかのころです。
我孫子の宝である手賀沼を愛した一人の帝大教授がいました。その名は、村川堅固。
彼がこの水辺の環境を気に入って、大正6年に沼を一望できる丘の中腹に別荘を設けました。
その後、昭和になって息子の堅太郎に引き継がれた別荘は、平成の時代を迎えたとき取り壊される運命にありました。
しかし、この別荘の貴重な空間を大切に思ったご遺族、市民の方々が立ち上がり、行政が応え、そして別荘は守られたのです。
ひなのまつり
- 日時
- 2月28日(火)~3月5日(日)9時~16時
- ※入場は15時30分まで。
- 16時閉荘のため少し早めにご来荘ください。月曜休館
- 場所
- 旧村川別荘(我孫子市寿2丁目27-9)
- 我孫子駅南口より徒歩25分。バス10分「市役所」下車徒歩5分。
- 我孫子駅南口発の阪東バスをご利用ください。
- ※会期中は母屋への立ち入りができなくなります。
- 入場料
- 無料
- 駐車場
- 無
【新型コロナウイルス感染症対策】
- ①利用の当日に風邪症状がある方、体調不良の方。
- ②過去2週間以内に発熱や風邪症状で受診や服薬等した方。
- ③過去2週間以内に海外から帰国(入国)した方。
- ④過去2週間以内に感染者と濃厚接触のあった方。
- ①入館する方は必ずマスクを着用してください。
- ②入館時に手指消毒をお願いします。
- ③館内では会話をお控えください。
- ④ガイドからお声がけは行いません。
①~④の事項に該当する方は入館をお控えいただきます。
入館に際しては、①~④の事項について、ご協力をお願いします。
もし、ご質問などございましたら、お気軽にお声がけください。
皆さまが安全にご利用できるよう、ご協力をお願いします。
お問い合わせ
我孫子市教育委員会文化・スポーツ課
TEL:04-7185-1583