輪くぐり神事の起源
輪くぐり神事は、茅の輪をくぐり越えて、罪・穢れを祓い心身の清浄を祈願する神事で、「茅の輪神事」「輪越神事」「夏越の祓」「名越の祓」ともいいます。
輪くぐりの神事の起源は、『備後国風土記』に次のように伝えられています。
神代の昔、スサノオノミコトが旅の途中、ある村に立ち寄り、蘇民将来、巨旦将来という兄弟に宿を求められました。その時、弟の巨旦将来は裕福な暮らしをしていましたが、冷たく宿を拒みました。しかし、兄の蘇民将来は貧しい身にもかかわらず、喜んでスサノオノミコトをお泊め申し上げ、粟飯で心のこもったおもてなしをしました。ミコトはたいそうお歓びになり、翌朝お礼を言って旅立たれました。
数年後、スサノオノミコトが再び蘇民将来の家を訪れ、「近く、天下に疫病が流行する。その時は、茅(ちがや)で輪を作り、それを腰につけていれば疫病を免れることができるだろう。」とそっとお教え下さいました。
この故事に基づき、茅の輪で災厄を免れるという信仰が生まれ、全国各地に広がっていったのです。茅の輪も当所は腰に着けるほど小さな物でしたが、時代が経つにつれ次第に大きな物となりました。そして神社の神前にこれを設け、くぐり越えることによって罪穢れを祓い清める神事となり今日に至っているのです。
この故事に基づき、茅の輪で災厄を免れるという信仰が生まれ、全国各地に広がっていったのです。茅の輪も当所は腰に着けるほど小さな物でしたが、時代が経つにつれ次第に大きな物となりました。そして神社の神前にこれを設け、くぐり越えることによって罪穢れを祓い清める神事となり今日に至っているのです。
六軒厳島神社では、石井宮司様のご指導・ご協力を賜り、「夏越し大祓い」を挙行致します。
《夏越しの大祓い》とは
6月の大祓いを夏越しの祓いと言い、「茅の輪」と言う、茅(ちがや)で作った輪をくぐる行事を行います。私たちが日常生活において、知らず知らずのうちについてしまった罪や穢れを形代に移し、境内に設けた茅の輪を自ら左・右・中央と三回くぐり祓い清め、清らかな身に立ち返り、夏の暑さに堪えて、ひと夏を元気で過ごし、病を免れて家内安全と無病息災を祈るという神事で、日本古来の伝統行事です。
《大祓いの神事》
日時…6月30日(日)15時(14時40分申込受付終了)
祭典次第…茅の輪くぐりの神事 大祓いの儀
《形代のお祓い申込方法》
形代は、あなたの身代わりです。
①当日、神社にてお配りします形代に氏名・生年月日をお書き下さい。
②祈願を込めながら形代で身体をなでて、息を3度吹きかけて下さい。
③初穂料は、お志で結構ですが、1,000円以上お納めの方には、「茅の輪のお守り」を授与します。
「茅の輪のお守り」を玄関にかけておけば、災厄が家の中に入ってくるのを免れることができるといわれています。
お問い合わせ
神社責任役員(高橋)
TEL:090-4836-8804(平日17時30分~20時まで) (土日9時~20時まで)