いんざい糖尿病・甲状腺クリニックでは、糖尿病と並んで「甲状腺疾患」の専門診療に力を入れています
甲状腺の病気は自覚しにくい一方で、放置すると深刻な健康被害を招くこともある疾患です。
甲状腺疾患の症状・検査・治療について、高橋院長にお話をお伺いしました。
甲状腺は、喉仏のすぐ下にある小さな臓器で、代謝をコントロールするホルモンを分泌しています。
このホルモンが多すぎたり、逆に少なすぎたりすることで、全身にさまざまな不調をもたらします。
代表的な病気は、ホルモンが多くなるバセドウ病と、ホルモンが少なくなる橋本病(慢性甲状腺炎)です。
どちらも慢性的な病気で、10代〜60代の幅広い年代、とくに女性に多く見られます。甲状腺の病気だと気づきにくいのは、その症状が日常的な不調と似ていることです。
疲れやすい•のどに違和感がある•唾が飲み込みにくい•動悸がする•寒がり、暑がり•気分の浮き沈みやイライラが続くなどこれらの症状は、仕事や家事の疲れ、加齢、ストレスのせいだと思いがちです。
しかし実際には、甲状腺ホルモンの異常が原因だったというケースも少なくありません。
健康診断で「TSH」や「FT4」などのホルモン値の異常を指摘されて、初めて気づく人も多いのです。
早期発見が重要で、甲状腺の異常を放置すると、代謝のバランスが崩れ、心臓への負担が増します。心不全や不整脈などにつながることもあります。
また、甲状腺の病気には家族性(遺伝)の傾向があるため、親や兄弟姉妹に甲状腺疾患のある人は、特に注意が必要です。
甲状腺の状態を調べるには、血液検査と超音波(エコー)検査が有効です。
血液検査では、ホルモンの量や自己抗体の有無などを調べ、病気の種類を判断します。
エコー検査では、甲状腺の腫れやしこり、腫瘍など構造的な異常を確認します。
当クリニックでは、これらの検査を組み合わせて、初診から専門的な診断が受けられる体制が整っています。甲状腺疾患の治療は、基本的に内服薬によるホルモンの調整と、定期的な経過観察が中心です。
また、甲状腺に腫瘍が見つかった場合などは、大学病院や総合病院とスムーズな連携を取る体制が構築されています。
症状が出てからではなく、ちょっと気になる、健康診断で引っかかったという段階で受診することで、重症化を防ぐことができます。
早めの検査と診断を受けることが、これからの健康を守る第一歩になります。
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