木々が輝くこの季節、身近な自然を感じに木下万葉公園をゆっくり歩いてみませんか。
JR成田線木下駅近くにあるこの公園は、万葉集に詠われている植物が160種類あります。
南エントラスから10万年の丘広場へ続く散策路を万葉集の和歌・草木を楽しみながら歩いていくと藤棚があります。空気が澄んでいて紫の藤が視界に広がります。例年5月初旬から中旬頃まで見頃です。風が吹くと花の香りがほのかに感じます。
望台近くには、サトーハチローが作詞した「木下音頭」の歌碑もあります。更に展望台に進むと、利根川の雄大な眺めも一望できます。また、公園内には国指定天然物「木下貝層」の露頭箇所があり、見学がすることができます。
■10万年の丘広場
丘の下の地層には木下貝層が存在し、この木下貝層が10万年の時を経て形成されたことから名づけらました。10万年の丘広場には、藤棚や展望台を兼ねた東屋があります。
■木下貝層
木下貝層として指定されている木下万葉公園内の露頭では、厚さ4.3メートル、長さ45メートルにわたって貝類の化石が密集する木下層の模式的な構造を観察することができます。この地層からは100種類以上の貝類の化石が確認されており、基本的に暖流系、浅海性の貝類が多くみられます。また、木下貝層は露頭の表面が堅く固まっていることが特徴の一つで、古墳の石室石材や石灯篭などに利用されています。採集は法律により禁止されております。
国指定天然記念物の木下貝層が県の石(化石)に指定、「千葉の地層10選」に選定されています。
■ローラー滑り台
東側の芝生公園近くにあります。ここら一帯は「木下交流の杜公園」です。
【木下万葉公園】
印西市観光協会「新・印西八景」に選定
- 場所
- 印西市木下1944番地
○JR成田線「木下駅」徒歩15分
○ふれあいバス東ルート西ルート中ルート「木下小学校下」で下車 - 駐車場
- 有※南エントラスから藤棚までは、スロープを併設しています。