毎年梅雨明けと共にやってくるイベント、六軒厳島神社(通称弁天様)の祭礼が今年も開催されます。今年の開催日は7月15日・16日・17日の3日間です。

 この夏祭りの初日は、この地域を守っている弁天様のご神体をあずかる儀式から始まります。供え物を持った白丁を着た役員を先頭に宮司様、大杜(おおと)、祭礼役員一行が鳥居をくぐって神社に向かいます。神輿に祭神を招く儀式が終ると、はっぴ姿の男達が、それを担ぎ、一行は神輿(みこし)・山車(だし)と共に町に繰り出して行くのです。

 山車は、栄町・仲町・上宿三基で、神輿は大人神輿と子供神輿です。これらが町内を練り歩く様子は本格的な夏の到来を感じさせてくれます。軽快な踊りを踊るひょっとこなどが乗る山車、はっぴ姿の若衆が威勢良くかつぐ大人神輿、子供たちがかつぐ神輿、他にも神田囃子保存会によるお囃子や神楽なども披露され、町内は夜遅くまで大いに盛り上がります。

 「弁天様」と呼ばれ、人々に親しまれている六軒の厳島神社は、この地の開拓に携わった宮島勘右衛門が安芸の宮島(広島県)より六軒の地に勧請したものと言われています。

 厳島神社の祭礼は、江戸時代から100年以上も続いていると言われています。昔は大森の鳥見神社の例祭日である10月17日と同じだったのですが、大正初期に六軒と大森の若衆の間で祭りのことで激しいけんかが起こり、大正10年から厳島神社の祭礼は、この7月中旬の3日間の夏祭りとなったそうです。

 六軒の伝統行事を見に、あなたも足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと何かなつかしい感じがよみがえります。

山車・神輿の競演時間

15日
千葉信用金庫20時5分~20時45分
(木下駅入口から六軒十字路までの道路は19時45分~20時55分通行止)
16日
旧市原商店付近19時~19時40分
(旧市原商店から利根川堤防までの道路は18時40分~19時50分通行止)
17日
千葉銀行付近20時10分~20時50分

六軒厳島神社祭礼

◎六軒厳島神社祭礼

場所
六軒厳島神社・印西市大森4336
(JR成田線「木下駅」徒歩8分)

お問い合わせ

六軒厳島神社責任役員 遠藤

TEL:090-2215-6525