水のせせらぎ、涼のひととき

 手賀沼から流れ出ている手賀川が関枠橋で分岐した2本の川。この川が六軒川、そして弁天川である。

 弁天川沿いには、地元の人々に「弁天様」の名で親しまれている「厳島神社」がある。このことからも、弁天川は古くから神社と共に地域の人々と深い関わりを持ち、そして川が人々の暮らしを豊かに育んできたことがうかがえる。

 弁天川の周辺には様々な水鳥や魚などが生息しており、季節ごとに様々な表情を見せている。特に夏はコサギ・カイツブリ・鵜などはよく見られるが、運が良ければアオサギやカワセミ、ゴイサギの姿も見ることができる。

 今の時期、晴れの日はこの散歩道からは夕方6時半くらいになると見事な夕日が見られる。川の色が夕焼け色に染まる中、遠い昔に思いを馳せながら川沿いを歩いてみてはいかがでしょうか。

■場所…JR成田線木下駅北口から北方へ徒歩5分