我孫子を詠む・描く

 今回の展示では、杉村楚人冠をはじめ、我孫子に魅了された人々が俳句や絵画等、作品の中に表現した、我孫子の姿を紹介します。

■手賀沼を詠む

 我孫子のシンボルとも言える手賀沼は、当時からその美しさによって絶大な人気を誇り、多くの芸術家たちにインスピレーションを与えました。

 楚人冠が我孫子の青年たちのために結成した俳句結社「湖畔吟社」の会員たちも、手賀沼を主題とした俳句を多く残しています。また、俳句を通じて楚人冠と交流のあった高浜虚子は、楚人冠の死後、手賀沼のほとりで我孫子を愛して生きた楚人冠の姿を詠んだ俳句を残しています。

■手賀沼を描く

 本展示では、初秋の手賀沼と穏やかな我孫子の地を、しっとりとした筆致で描き上げた作品を紹介しています。

 作者の末松勇は、藤島武二や岡田三郎助に師事し、一水会の会員として活躍していた画家です。

■白馬城へ来た友人たち

 『湖畔吟』所収の下村海南「来るなというに行く記」と、徳富蘇峰「偸閑の一日」には友人であるふたりが白馬城へ訪れ、楚人冠に案内をしてもらう中で、詠んだ歌や漢詩が綴られています。

日時
5月7日(日)まで9時から16時30分(入館は16時まで)毎週月曜日休館
入館料
一般300円
高校・大学生200円
中学生以下無料
場所
我孫子市緑2-5-5
  • JR常磐線・成田線我孫子駅 南口下車徒歩9分
  • 阪東バス 緑一丁目またはアビスタ前下車徒歩5分
駐車場

お問い合わせ

我孫子市杉村楚人冠記念館

TEL:04-7187-1131