明治の文学青年として、数々の文学作品に触れ合ってきた杉村楚人冠。今回の展示では、楚人冠が読んだ文学作品や、文学をとおした交流などについて、楚人冠旧蔵の書籍を中心にご紹介します。

青少年楚人冠と文学

 楚人冠が青少年時代に夢中になった小説や、文学青年たちの活動について解説しています

 楚人冠が幼少期を過ごした明治時代初期までは低かった文学の地位を一気に押し上げたのは、小説家・坪内逍遥や、二葉亭四迷といった面々でした。

物語の世界

 何百年という時を経ても人々の心を捉えて離さない文学作品。今回はその中から、シェークスピア全集、そして紫式部「源氏物語」を展示します。

 複雑な人間模様渦巻く物語の世界をお楽しみください。

知己の文学

 東京朝日新聞社のジャーナリストとして活躍していた楚人冠は、文学関係の交友関係も広く持っていました。

 高浜虚子や石川啄木、岡本かの子といった楚人冠の友人たちが書いた作品や、楚人冠が編集に携わった伊東忠太画「阿修羅帖」などを展示しています。

家族が紡いだ文学

 読書好きな楚人冠に負けず劣らず、彼の息子たちも文学に多大な関心を寄せていました。

 そんな息子たちが綴った作品をご紹介します。

   

 ◎杉村楚人冠記念館の展示は、旧杉村楚人冠邸の母屋をそのまま利用しています。「建築界の黒羊」を自称した一匹狼の建築家、下田菊太郎の設計により建てられた平屋建ての部分と、後年に増築した二階建ての書斎の部分からできています。

日時
令和7年1月5日(日)まで 9時から16時30分(入館は16時まで)毎週月曜日休館
入館料
一般300円・高校・大学生200円・中学生以下無料
場所
我孫子市緑2-5-5
アクセス
我孫子市緑2-5-5
    ・JR常磐線・成田線我孫子駅 南口下車徒歩9分
    ・阪東バス 緑一丁目またはアビスタ前下車徒歩5分
駐車場

※公共交通機関をご利用ください。