春から夏に向けての紫外線対策が気になる季節がやってきました。春から紫外線はぐんぐん強くなります。今からしっかり紫外線対策をしておくことが、将来のシミやたるみを防ぎます。

 日焼けしてからローションなどで肌の手入れをすることは、ひりひりとした日焼けの痛みを押さえるなどの効果はあるとされています。しかし、皮膚の老化を防ぐなどの長期的な予防効果は少ないと考えられます。

 紫外線による影響を防ぐためには長期的な健康への悪影響予防のためには、紫外線の浴びすぎを防止することが重要です。次のような対策を行うことが効果的です。日焼けしてからの手入れでは遅いです。

①紫外線の強い時間帯を避ける。

 紫外線は、時刻別にみると正午前後、正確には各地区で太陽が最も高くなるとき(南中時)、に最も強くなります。

②日陰を利用する。

 外出したときなどには、日陰を利用するのもよいでしょう。しかし、あたる紫外線には、太陽からの直接のものだけではなく、空気中で散乱したものや、地面や建物から反射したものもあります。直接日光の当たらない日陰であっても紫外線を浴びていることは忘れないようにしてださい。

③日傘を使う、帽子をかぶる。

 夏の日中など、日差しの強いときの外出には、日傘の利用も効果的です。帽子は直射日光をさえぎってくれます。つばの幅が広い帽子は、日差しの強いときの外出時における紫外線防止に非常に効果的です。

④衣服で覆う。

 袖が長く襟付きのシャツのように、体を覆う部分の多い衣服の方が、首や腕、肩を紫外線から守ってくれます。

⑤サングラスをかける。

 最近、紫外線から眼を守ることにも関心が向けられるようになってきました。サングラスや紫外線カット眼鏡を適切に使用すると、眼へのばく露を90%カットすることが出来ます。最近では普通のメガネにも紫外線カットのレンズが多く使われるようになってきています。サングラスを使用する場合は紫外線防止効果のはっきり示されたものを選びましょう。しかし、眼に照射される太陽光は正面方向からの光だけではありません。上方、側方、下方、さらには後方からの光も眼を直接、間接的に照射しています。レンズサイズの小さな眼鏡や顔の骨格に合わない眼鏡では、正面以外からの紫外線に対しては十分な防止効果を期待できません。強い太陽光の下で目を護るためには、顔にフィットした、ある程度の大きさを持つ眼鏡をかけ、帽子もかぶるとよいでしょう。

⑥日焼け止めを上手に使う。

 顔など衣類などで覆うことのできないところには、大人は勿論のこと、子供も上手に日焼け止めを使うのが効果的です。乳児の場合は、紫外線の強い時間帯には外へ出さない、また覆いをするなど工夫すれば、日焼け止めを使わなくてもいいでしょう。これからの季節、紫外線対策をしっかりすることをおすすめします。